昨日の夜の電話だけど できれば忘れてくれないか とくにたいそうな 理由はないけど やることなすこといたずらに 毎日に溶けていくようさ スープにしても 味なんかしないぜ 転んだときは 転んだままがいい でも君に会えるなら 起きてもいいのさ 大切にしてた…

ばらばらでもない 精緻でもない 死ぬまえの 白と黒のすがた 筆をとり ぼくを見つめ ぼくを描いてくれる

ぐちゃぐちゃになったからだ 見つめ合い、求め合う 不思議な絵

絵画がある 私を見つめてくる なぜこの視線は辛くならないのだろう

悲しみは友だちだったのに いまはどこかよそよそしい

旅人よ どこから来たの 本当はきみに ついてゆきたい

さびしくわらっているあなた さびしいところだけ わたしにください

死ぬときは一人がいい だれかが悲しむようではいけない

さびしさの石 さっきひろってきた